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2013年07月27日

「教場」長岡弘樹 感想



教場 (長岡弘樹)

・感想
長岡弘樹さんの小説は「傍聞き」に続いて2冊目です。「傍聞き」でも刑事や警察官が登場しましたが「教場」は警察学校(教場)が舞台の人間模様を描いたミステリーです。
全六話にエピローグを加えた内容になっていて、「教場」に入学した同期の中から各話ごとに中心人物が変わっていきます。1冊読み終えるころには各話のつながりや話の断面から同期の学生たちの性格や人間性もわかってきました。「教場」での彼らが、時に仲間だったりライバルだったりするわけですが、信じたり互いを蹴落としたりする様には厳しさを感じました。
何もかもお見通しな「教官」の存在が学生には脅威であるように見えるけれど、同期だからと気を許すこともできずに、己と戦い続ける精神力を持ち続けることと、同期の存在こそが脅威なのではと感じました。

「傍聞き」感想はこちらです


・内容紹介
(本の帯より)
君には、警察学校を辞めてもらう。この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。すべてが伏線。一行も読み逃すな。
2013年メステリー界のナンバー1を勝ち取る、新たなベストセラー!


・著者紹介
長岡弘樹(ながおか ひろき)さん。
山形県生まれ。筑波大学卒。団体職員を経て、2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞。2008年「傍聞き」で第六十一回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞、同作を収録した文庫『傍聞き』は、39万部のベストセラーとなる。他の著書に『陽だまりの偽り』『線の波紋』などがある。



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posted by happy at 09:00| 本:ミステリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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